秋だ、読書だ。

今週のお題「読書の秋」

 

ということで、秋ですね。私は季節の中でも秋が一番好きです。

寒すぎず、暑すぎず。そして金木犀のにおい。

誕生日が10月なのもありますが、、まあ、なんていうか、他の季節では味わうことのないあの切なくなるような、さみしいような気持ちになるのが好きです。

深く深呼吸したくなる感じです。

 

さてさて、今週のお題「読書の秋」です!

 

本はいろいろ読んできました。

学生の頃はハリーポッターシリーズ。もちろん文庫本もたくさん。

 

森見登美彦太陽の塔

・井坂幸太郎「死神の精度」

恩田陸「蛇行する川のほとり」

桜庭一樹砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

藤野恵美「ハルさん」

などなど。

いろんな作家さんのお話を読みました。

 

太陽の塔」では、ゴキブリキューブという、、、言葉が出てくるのですが、、

それの印象がとてつもなくでかいです。インパクトがありました。

 

「死神の精度」は中学生の時だったと思うのですが、

映画ありましたよね。あれ入りです。中学生だったので映画観てもなんかさっぱりよくわかんない。みたいな感じだったのですが、

たしか大学生になるかなる少し前くらいに中古を置いているお店にて

帯付きだったんです、映画ロードショーの文字と金城武

あ!観たことある!ってなって買いました。映画観たときがまだ若かったからですかね、すごく頭に入ってきました。人それぞれいろんな人生ありますね。

 

「蛇行する川のほとり」は実は、実はですね、、ジャケ入りだったんです。

表紙を担当している絵本作家さんがすごく好きでそれ入りだったのですが、

完全に物語の世界に引き込まれました。

ちなみにその絵本作家さんは酒井駒子さんです。

 

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」初めて読んだのは、高校生のころで

当時の私にはかなり衝撃がありました。グッサリと心をえぐられた感じですね。

このころの私にはかなり重い話でした。

 

「ハルさん」友達に勧められて読みました。最後のほうになったら

号泣してました。本で泣くのは初めてだったと思います。

そんなあったかいお話し。

 

でですね、この秋に読みたいのは

野呂邦暢「白桃」

短編集なんですが。

実は出会いは大学入試の過去問でした。センター試験の国語で

何年のかは忘れたのですが、「白桃」が使われていたんです。

問題解かなきゃいけないのに思わず読んじゃってました。

でですね、そのときに筆者と題名をメモしまして、

でもその当時はそのまま置いたまんまで本屋さんには行ってないんです。

でも頭に筆者と題名はインプットされてたんで

忘れることはなかったのですが。

 

本屋さんで出会ったのは、大学三回生のとき。結構探したんですが

置いているお店が少なく全然出会えなく、、、

ネットでも買える時代ですが、やっぱり本屋さんで出会いたいと思い

頑なに探しました。京都にある恵文社です、ありがとう、、、。

 

まずはやはり、表紙の題名と同じ、短編集「白桃」を読みました。

過去問なので、一部省略されてる部分もあったようで。

弟、兄、木犀、白桃、、たぶんこれがキーワードなのかなあ。

 

短編集は戦争の時代のお話がほとんどなので、

ほんとに心にグサッとくるような表現もありますが

ほんとに好きな短編集。

「十一月」「水晶」はすごく読みやすかったです。

 

短編集なので何回も読みたくなっちゃいます。

 

早く、金木犀のにおいに包まれたい。

でも それを過ぎるとすぐに冬が来てあっという間に

一年が終わってしまって、、

時が経つのは本当に早いです。